楽天嫌いの私がなぜRakuten Miniを契約、購入したのか

先にRakuten MiniのLTE/UMTS Band 1非対応問題について書いたので順序が逆になってしまいましたが、私がRakuten Miniを購入した経緯についての話です。

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Rakuten Miniは非常に小型ながらFelica対応なので登場当初から「各種決済サービスを利用するための端末としていいかも」と思って気になっていた端末。

eSIM採用端末ですがSIMロックフリーなので他社のeSIMを契約して使うことも可能ですが、楽天モバイル向け端末なので当然他社回線での利用は考慮されておらず、IIJmioのeSIMを導入してもBand 1でしか使えないだろうから使い勝手が悪そう、と思っていたらなぜかドコモガラパゴスバンドであるBand 19に対応している。

それならカバレッジの面でドコモ向け端末と遜色なく使える、ということで決済サービス利用専用の端末として欲しいな、と思ったのですが、個人的に楽天が好きではないこともありその時は契約して入手しようという考えはありませんでした。

なので買うのなら中古で入手し、IIJmioのeSIMを契約して使おう、と思っていたらRakuten Miniが新規契約/MNPで1円、というキャンペーンが始まりました(既に終了)。

契約時の手数料3300円はかかりますが、これは後日楽天ポイントで還元されるため実質無料ですし、利用料金も1年間無料なので1年間のトータルコストが端末代の1円のみというとんでもないキャンペーンでした。

 

楽天モバイルの「Rakuten Mini」が1円に - ケータイ Watch

当初は「これで中古のタマ数が増え、入手しやすくなるし値段も安くなるだろう」と思い初心貫徹、このキャンペーンには乗らないつもりだったのですが、あれこれ調べているとこの小ささでありながらKyashアプリに対応し、しかもKyashカードを(Felica対応端末の)GPayに登録するとQuicPayとして使える(VISA PayWaveではないのが謎…)、ということが分かり居ても立っても居られなくなってしまいました。

以前Kyashカードを作ろうとしたら手持ち端末全てが「非対応」と言われ作れなかった悔しさがありますし、QuicPayとして使えるのなら使い勝手が悪すぎるdカードプリペイドが完全に用なしになるし、レジにFelicaリーダーがあるのになぜか交通系ICカードに非対応、という店でも非接触決済が利用できるようになりますからね。

楽天嫌い云々も「楽天はアカウント登録するとやたらと宣伝メールを送り付けてくる、いわゆるスパマー」といった悪評に基づくものであり、SoftBankとは違い実際に利用してひどい目にあった、といったことが理由ではない、つまり「食わず嫌い」なのでこの際実際に利用してそれを確認してみるのも悪くないかも、と思うようになりました。

楽天アカウントは必要なくなれば削除することが可能なので、もしトラブルに遭ったりして「もう二度と利用するか!!」と思った際は回線を解約後アカウントを削除してしまえばいいですし。

そして以前諏訪に住んでいた頃まだ長野県内で取り扱いがなかったイーモバイルをわざわざ東京まで行って契約したりしましたから、やはり新規参入キャリアを試してみたい、というのもありますし。

ということでRakuten Miniの製品ページを見てみると、(その当時)オンライン契約だと最大1ヶ月待ちになっていて、完全に出遅れてしまったのですが(当初回線契約して入手しようとは思ってなかったから仕方ない)、これ程入荷待ちが長いのなら下手すればオンラインで契約手続きし、端末の入荷を待っている間に手頃な価格で中古が見つかりそう。

そこでとりあえずオンラインで契約手続きし、入荷待ちの間に手頃な価格(1万円程)で程度のいい中古が見つかればそれを購入し、元々の契約をキャンセルして別途楽天MNO回線だけを契約する、という手でいくことにし、その前にダメ元で天神地下街に(MVNO時代から)ある楽天モバイル実店舗に行ってみることに。

すると驚くことにRakuten Miniの在庫があるというではありませんか。

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しかも在庫があったのは私が欲しいと思っていたホワイトモデルで、何という運の良さとしか言いようがない。

ということで即契約、購入することにしました。

実はオンライン契約だと初期手数料を相殺するために付与される3300ポイントに加え更に3000ポイント(つまり合計6300ポイント)の楽天ポイントがもらえたのですが、待たずに即手に入るのであればそんなのどうでもいい。

楽天嫌いなこともあり当然楽天アカウントなんか持っていなかったのですが、契約に必要な楽天アカウントは契約手続き用のWindowsタブレットを使いその場で作成。

オンライン契約では何かとトラブルが多かったとのことですが、実店舗での契約ではそのようなことはなくスムーズに手続きが進み回線開通まで済ませた状態で持ち帰れました。

 

というわけでRakuten Mini(と楽天モバイル回線)を入手したわけですが、あれこれ忙しくてまだ決済サービス利用のための端末としてのセットアップにはほとんど手を付けていないのが…

Band 1非対応問題の煽りを食らって端末が回収、交換といったことになると面倒だな、と思って躊躇しているのも理由の一つなのですが、私のRakuten Miniは元々のカタログスペック通りの初期ロット(Band 1対応)なので仕様変更による技適の問題云々に巻き込まれることはないはず、ということで今週末にはいい加減セットアップを済ませたいところ。

しかしGPayにJNB VISAデビットカードを登録しNFC Payで利用できるようにはしました。

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マックスバリュセミルフレジで利用しているところ。

実カードだとカードリーダーの反応が悪く、最初のタッチではカードが認識されずもう一度タッチしろ、と言われてしまうのが常でイライラするのですが、GPayのNFC Payだと一発で認識され、交通系ICカードで払うのと変わらない感覚で利用できるのが非常に快適。

恐らく実カードはカードリーダーからの電波で発電し、カード上のNFCチップを動作させるパッシブ式なのに対し、GPayは端末からの電力供給でNFCを動作させるアクティブ式であることがこの違いを生んでいると思っているのですが、本当のところはどうなんですかね。

とは言えポイント還元率と還元方法の関係でJNB VISAデビットはあまり使いたくないのですが、Rakuten MiniでのNFC Pay支払いが快適なのでついつい使ってしまいます。

NFC Payがこれだけ快適だと他のFelicaベースの決済サービスの使い勝手も良さそうなので、さっさとセットアップしないとな…