HK$50でおkみたい

私は香港を訪れた際に使う現地SIMとして3HKプリペイドデータSIM(ですが日本のそれとは異なり音声通話/SMSの利用も可能)を2枚持っていて、現地番号を維持するためにオンラインリチャージで有効期限を延長(最初の1枚は何と6年近くも!!)しています。
香港人の友人には呆れられたのですが(プリペイドSIMなんかその辺ですぐに買えるのに、わざわざオンラインリチャージしてまで維持する必要はないだろう、と思っているのでしょう)、このSIMはローミングデータ定額が使える(対応国は少ないですが、日本キャリアのそれよりも安い)こともあって維持し続けています。
先日そのうちの1枚の有効期限が近づいてきたのでリチャージすることに。
オンラインリチャージの最低金額はHK$100、ということでこれまでHK$100リチャージしていましたが、今回オンラインリチャージ時に金額選択のプルダウンメニューを開いてみると、以前はなかったHK$20と50の選択肢があるのを発見。

昨今の行き過ぎた(私はそう思っている:現状ではUS$1=90円ぐらいが適切)円安のせいでリチャージが割高になっているし、チャージされているクレジットがHK$500以上にもなっていて(もう一枚はHK$800ぐらいあり、トータルでHK$1,300以上)過剰なこともあり、「ラッキー」とばかりにHK$50を選択しリチャージ。
しかしその後「LTE対応のプリペイドSIMは出てないかな」とプリペイドSIM情報ページを見ていたら、こんな記載を発見。

The expiry date will extend 180 days from the day of recharge if the recharge value is $100 or above.

「えっ、有効期限を延長するにはHK$50のリチャージではダメなの? やられた!!」と思ったのは言うまでもありません。
しかも上記画像のリチャージ金額選択画面の下にも同じ記載がありますから、「知らなかった」という言い訳は通用しません(香港ですから当然)。
よって今回のリチャージで有効期限が延びなくても文句は言えない状況になり、「改めてHK$100リチャージしないといけない、損した!!」(実際にはSIMが有効な限りはチャージされたクレジットは消えませんから、損ではない)と思ってガッカリしていると…

オンラインリチャージが完了した旨のSMSが届きました。
そこには「有効期限は10/19」と書かれていて、本来ならHK$50のリチャージでは有効期限は延長されないことになっているにもかかわらず180日延長されています。

左がリチャージ前、右がリチャージ後の残高照会結果のSMS。
クレジット残高がHK$50増えていることから分かるようにリチャージ額はHK$50。
それでも有効期限がリチャージ前の4/24から10/19へと延長されています。
つまりHK$50のリチャージでもHK$100以上のリチャージ時同様有効期限が180日延長されるので、単に有効期限を延ばすだけであればHK$100もリチャージする必要はない、ということのようです。
ただし断言はできないので念のため。
次回リチャージする際はHK$20を試してみようと思っています。


余談ですが香港のLTE対応プリペイドSIMはSmarToneが出していますね。


Voice/Data Stored-Value SIM card - Introduction


上記リンクの製品紹介ページに"with all SIM sizes available"とありますから、NanoSIMも用意されているようで、SIMロックフリーiPhone 5iPad mini Cellularをお持ちの方は香港を訪れた際はこれを購入して海外LTEデビュー、というのもいいかも知れません。
しかしLTE対応のプリペイドSIMなのにデータは時間課金(HK$8/hrで、一日の課金上限額はHK$24)で、それなのに5GB/月を超えると速度制限あり、というのが意味不明ですが…


ついでに言うと3HKもプリペイドSIMでLTEが利用できるようにして欲しいところですね。
まぁLTEを使いたければLTE対応プリペイドSIMを出しているキャリアのSIMを買い直せば済む話ですが、ムダにクレジットを貯め込んでいるので手持ちのSIMは捨てられませんから。
タイDTACのように別回線へのクレジットの転送ができれば、現地で音声通話に利用しているSIM(6年選手)1枚にまとめてしまうところなのですがねぇ。