UQ Mobileを導入しましたが…

今頃ですが新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。


本来であれば新年最初のエントリは今年一年の云々、という話になるところですが、もう10日も過ぎてしまったので今更、ということでそれについてはパスすることにしますが、今回のエントリはそれに関連した話です。


以前に少し書きましたが、今年2015年に私が購入/導入したいと思っているものの一つとしてau回線利用のMVNOサービスがあります。


au回線利用のMVNOサービスが気になる…


日頃ドコモの室内カバレッジの弱さに悩まされている(屋外カバレッジ及び通信速度は文句ないのですが…)ことと、帰省時に携帯電波受信状況の悪い実家で利用するネット回線のリプレースを図りたい(現在は旧イーモバイル3Gプリペイドデータサービスを利用)ということもあり是非導入したいと思っているものですが、上記エントリを書いた当時はau回線利用のMVNOサービスはmineoしかなく、データ契約であっても1年縛りがある、ということで「待ち」という結論を下していました。
しかし去年の年末に新たなau回線利用のMVNOサービスとしてUQ Mobileが登場。
現状ではサービス内容としてはmineoに劣りますが、データ契約であれば契約期間による縛りがない。
これなら気楽に試せる、ということで年明けに(メインPCリプレース時のクレジットカードの支払いの都合上)テスト導入することを決めました。


そこで昨日ヨドバシカメラUQ Mobileスターターパックを購入。

しかしこのパッケージにSIMは同梱されていません。
ドコモ回線利用のMVNOサービス同様スターターパックにSIMが同梱され、それをネットで開通作業(アクティベーション)すれば即利用可能になる、と思って購入するとハマります。
UQ Mobile公式サイトのスターターパック購入者専用の入口から契約画面に進み、そこでスターターパックに書かれているエントリーコードを入力後契約手続きを行ないSIMを発送してもらう、という流れになります。
結局手続きとしては普通にオンライン契約するのと変わらず、スターターパックを買うメリットは購入した家電量販店のポイントが加算される、初期費用の支払いに現金払い及び1回払い以外のクレジットカード払い(2回、ボーナス一括など)が利用できるぐらいしかありません。
私は諸般の事情で初期費用をクレジットカード2回払いにしたかったので、スターターパックを利用することにしました。
即時開通ができる家電量販店がいくつかありますが、残念ながら福岡県内にはなし(大分にはあるのにな)…


では契約手続きをしてみます。
まず新規契約/MNPのいずれかを選び、その上で料金プランを選びます。
現状では従量データ2GBの「データ高速プラン」(1060円/月)と最大300kbps(今年中はキャンペーンで500Kbps)で使い放題の「データ無制限プラン」(2140円/月)のいずれか、それに音声契約を付けるか否かの4種類とシンプル。
今回私はデータ高速プラン、音声契約なしを選択しました。
サービス利用規約の確認の後エントリーコードを入力する画面に進みますが、ここがちょっと分かりづらかった。

エントリーコードの入力は分かりますが、販売店コードって何だ、と思ったのです。
ここは「購入店検索」ボタンを押すと開く画面で「スターターパックを購入した家電量販店名→購入店の所在地の都道府県→購入した店舗名」と絞り込みをかけて入力します。
私の場合は「ヨドバシカメラ→福岡県→博多店」と選択することで適切な販売店コードが入力されました。
これに関してはちゃんとした説明が欲しかった、と思うところ。
そしてIMEIを入力する欄がありますが、ここは必須項目ではないのでたとえUQ Mobileが販売する端末及びau LTE対応端末を持っていたとしても入力する必要はなく、空欄で先に進めます。
この後契約者に関する情報、料金支払いに使うクレジットカードに関する情報を入力後、最終確認を行なって契約ボタンを押せば手続き完了、ではありません。
この後データ契約(=音声契約なし)であっても本人確認書類のチェックが入ります。

本人確認書類のチェックはドコモ回線利用のMVNOサービスではデータ契約であれば不要ですが、なぜかUQ Mobileではデータ契約であっても必要です。
データ契約であれば本人確認書類は不要なのでこの画面をスキップ、といった対応をすればいいのに、と思わずにはいられません。
とは言え現状ではそうなっていませんから、慌てて運転免許証の写真を撮影してアップロード。
実はこの時点でUQ Mobileから届くメールに本人確認書類アップロード先へのURLが書かれているので、慌ててやる必要はないのですが…
あとはSIMが届くのを待つだけです。
申し込みからSIM到着まで1週間〜10日かかるとのことですが、今日の夕方UQ Mobileから「SIMを発送しました」というメールが来ました。
3連休を挟んでいるので、下手するとSIM到着は再来週(1/19?)になるかも、と思っていましたが、この調子だと3連休中にSIMが届き利用可能になっているかも知れません。
なかなか仕事が早いですね。


今回UQ Mobileの契約をしてみて思ったのが「2014年中にサービスを開始するために突貫工事で仕上げた、悪い言い方をするとやっつけ仕事で仕上げた」といった感じのするサービスである、ということ。
家電量販店で販売されているスターターパックにはSIMが同梱されていないため、回線開通手続き後即使える、というメリットがなく存在意義がほとんどないですし、料金プランは音声契約の有無を含めても4種類しかなく、用意されているSIMもmicroSIMしかない。
現状ではiOS8端末ではOSの仕様により利用できない、という問題があるためnanoSIMを用意していない、ということかも知れませんが、nanoSIM仕様のau LTE Android端末としては既にLG isaiやXperia Z3などがあるにもかかわらずnanoSIMが用意されていない、というのはいただけません。
特に初代isai(LGL22)の白ロムはリーズナブルな価格(1万円台前半)で手に入る上にスペックも高いですから、au回線利用のMVNOサービスを利用するための端末としてうってつけなのですが…
そしてデータ契約でも本人確認が必要、というのもあれですし(しかしこれはmineoも同じみたい)。
とは言えサービス開始からまだ1ヶ月も経っていませんから、当然これから改善されると思われるので、それを期待しましょう。
特に回線開通手続きをすればすぐに利用可能になるSIM同梱のスターターパックとnanoSIMは早急に用意して欲しいところです。
しかし現状の問題点が改善されなければ今のサービス内容では厳しい、と言わざるを得ません。
ドコモ回線利用のMVNOサービスが既に多数あり、競争が激しい現在、au回線を利用することによってそれらとは違う価値を生み出せなければ競争に勝ち抜くのは難しいでしょうし、新たなau回線利用のMVNOサービスも出てこなくなってしまうでしょう。
ただでさえau回線利用のMVNOサービスは対応端末の調達(基本的にau LTE端末の白ロム頼り)などの面でドコモ回線利用のそれに比べハンディキャップがあるのですから尚更です。


実際のサービスについてはSIMが届いてから改めてエントリするつもりです。
そして端末はというと…

Twitterでもつぶやきましたが、買っちゃったよ…
これについても改めてエントリします。