今年初めの改悪により紐付けているクレジットカード/デビットカードから不足分を即時チャージして支払いする機能(カードリンク機能)が廃止された事で利用を止めたKyash。
しかし結局利用を再開しました。
Kyashの利用を再開した最大の理由は上記過去エントリにも書いた「QUICPayが使えなくなったのが不便」なのですが、もう一つの理由が日々ヘビーに利用している住信SBIネット銀行(住信SBI)のデビットカードが不正利用などで止まってしまうと非常に困るので、そういった事態に備えて決済手段を冗長化した方がいいと思ったから。
Kyashに銀行口座からチャージできるようにしておけばたとえ住信SBIデビットカードを止めざるを得なくなった時でもカード再発行までの間はKyashを代わりに利用して乗り切る事ができますからね。
まぁ素直にクレジットカードを使えば済む話ではありますが、ポイント還元率がな…
というわけでまずは住信SBIの口座をKyashへのチャージ用口座として登録。
その後オートチャージの設定をしようとしたのですが、銀行口座からのオートチャージだとチャージ額を1万円以上、1万円単位でしか設定できない。
1万円以上1万円単位というのは最低金額が大きすぎるだけでなく設定金額のステップも大きいのでこれでは使えない。
ところがクレジットカード/デビットカードからのオートチャージだと最低金額が3000円で、1万円までは1000円ステップで設定できる。
そして手動チャージも銀行口座からとクレジットカード/デビットカードからとではチャージ最低金額が異なります。
銀行口座からでは5000円からなのに対し
クレジットカード/デビットカードからでは100円から可能。
つまり「ポイント還元率は高い(1%)がチャージ金額に柔軟性がない銀行口座からのチャージ」「チャージ金額を柔軟に設定できるがポイント還元率が低い(0.2%)クレジットカード/デビットカードからのチャージ」という事になりそうです。
結局オートチャージをどうするかの結論は先送りし、最初の画像の通り銀行口座から5000円手動チャージしてKyashの利用を再開。
そして久々にQUICPayで利用。
銀行口座からのチャージなので、決済金額の1%(100円毎に1ポイント)のポイントが付与されています。
それにしてもなぜチャージ元が銀行口座かクレジットカード/デビットカードかでチャージ周りの仕様に大きな差があるのかが謎です。
ポイント還元率0.8%の住信SBIデビットカードからのチャージでもトータルでのポイント還元率は銀行口座からのチャージと同じ1%になりますが、Kyashのポイント還元率が0.2%、という事は500円毎に1ポイント、しかもポイントは決済毎に算出、付与されるので500円未満の決済を何回しても獲得ポイントはゼロとムダが多く出てしまうためポイント獲得の効率を考えるとチャージは銀行口座からにしたい。
それなのにオートチャージは1万円単位、手動チャージの最低金額は5000円と極めて使い勝手が悪い。
チャージ時に銀行側が設定するATM無料利用枠や無料振込枠を消費したり、手数料がかかったりしないだけまだマシですが…
Kyash側から見ると銀行口座からのチャージだと手数料が高くつくため、意図的に最低チャージ金額を大きくしてチャージ回数が減るように仕向け、手数料負担を減らそうとしているのでは、と思っているのですが、本当のところはどうなんですかね。
銀行口座からのチャージがクレジットカード/デビットカード並みの最低金額、柔軟性で可能ならばKyashをQUICPayだけでなくかつてのトータル1.8%還元時代のようにメイン使いしてもいいかな、と思うのですが…
って言うか住信SBIデビットカードを絡めて利用でき、ポイントも獲得できてGoogle Payに登録する事でiDが付与されるキャッシュレス決済サービスが出てくればKyashを使い続ける理由がなくなりますし、それ以前に(何度も言う事ではありますが)日本でVISA Contactlessなどのクレジットカード系非接触決済(NFC Pay)が普及しiDやQUICPayなどそれ以外の非接触決済手段を駆逐してしまえばこんな事で悩むことはなくなるのですが、現実はそれには程遠い…
とりあえずポイント獲得効率を優先して今後のチャージも銀行口座から行なう運用にする事にして、最低チャージ金額の大きさはこれまでモバイルPASMOを利用していた支払いをKyashのQUICPayに切り替えて利用頻度を上げる事でカバーしようかと思っています。
モバイルPASMO(住信SBIデビットカードからのチャージで0.8%)よりもポイント還元率がいいというのもありますし。
最後になりますがKyashの銀行口座からのチャージ周りの使い勝手の悪さに関しては早急に改善を求めたいですね。