先日のメインPC延命の話に引き続き「2022年にやろうとした事ネタ」です。
以前からスマートホーム機器を使ってネット経由で自宅のエアコンなどの家電をコントロールする事に興味があったのですが、これまで手を出さずにいました。
しかし昨年発生したロシアによるウクライナ侵略により資源価格が高騰、しかもそれに加えて円安の影響もあって電気、ガスの料金が大幅に上がる事態に。
これまで帰宅時間を見計らってエアコンのタイマーをセットしておき、帰宅時に快適な室温になるようにしておくというのを主に夏にやっていたのですが、当初の予定より帰宅が遅くなるとムダにエアコンが動いている時間が長くなり当然電気代が嵩む。
電気料金が上がる中もったいないし、電気代のムダでしかない。
という事で重い腰を上げてスマートホーム機器の導入を決断。
そこでまずは家電をネット経由でコントロールするためのスマートホーム機器としてSwitchBotハブをAmazonタイムセール祭りで際安く売られていた際に購入。
そしてGoogleアシスタント経由で音声操作するために中古のGoogle Home Miniも購入。
1000円程で入手できました。
更に部屋の照明もリモコンで操作できるLED照明に交換。
以前蛍光ランプを交換する際にいっその事LED照明にしてしまおうか悩んだのですが、そうしておけばよかった…
その後SwitchBotハブからエアコン、部屋の照明をネット経由で外からでもコントロールできるようセットアップしたのですが、結局使わなくなってしまい撤去してしまいました。
Google Home Miniに至ってはセットアップすらせず…
その理由はというと…
その1:SwitchBotアプリをインストールしたスマホのバッテリー消費の多さ
SwitchBotハブをセットアップ、操作するために必要なSwitchBotアプリですが、バッテリー消費がえげつなく30%/日程も消費してしまう。
スマホの利用頻度が低い日でも一日の終わりにはバッテリー残量が50%を切るような状況になってしまい、当然毎日の充電が必須に。
SwitchBotアプリのバックグラウンド動作をOFFにしてみると多少は状況が改善するものの、それでも15~20%/日は消費してしまう。
外からエアコンをON/OFFするためだけにスマホのバッテリーをこれ程消費するというのはどう考えても許容できる範囲を超えています。
SwitchBotアプリを使う事による追加のバッテリー消費は5%/日、最悪でも10%/日ぐらいでないと使い物になりません。
その2:SwitchBotアプリの出来が悪い
そのSwitchBotアプリ、バッテリー消費が酷いだけでなくアプリ自体の出来も悪く、一度ログアウトした状態でアプリを更新し、その後ログインしようとしたらできなくなり、当然一切のサービスが利用できなくなるという事態が発生。
しかも一度のアプリ更新では直らず、2回目だかのアプリ更新でようやく直る始末。
呆れて物が言えません。
バッテリー消費が酷いのも結局のところアプリの出来が悪いからでしょうね。
その3:Bluetooth機器への干渉が酷い
SwitchBotハブは2.4GHzバンドWiFi(IEEE802.11b/g/n)を使って通信しますが、動作させているとBluetoothオーディオ機器の音飛びが酷く、キッチンではまともに聴いていられないレベル。
同じくBluetooth(そして2.4GHzバンドWiFi)通信の妨害要因となる電子レンジを動かしていてもこれ程音飛びする事はない(って言うかほとんど音飛びしない)のですが、それなのになぜSwitchBotハブを動作させているとこれ程までに音飛びするのかが謎です。
そもそもこれが私が2.4GHzバンドWiFiが嫌いで、それ故自宅回線ルーターのWiFiは5GHzバンドのみで動作させている理由であり、私がこれまでスマートホーム機器導入を躊躇っていた最大の理由でもあります。
事前にルーターの2.4GHzバンドを有効にしてテストした際はこのような事はなかったのですが、通信する機器があるとダメなのかも知れません。
って言うか2.4GHzバンドを使うWiFiアクセスポイントはいたるところにあり(当然自宅周辺でも大量に検出する)、それらとの間の通信もひっきりなしになされているのですが…
それにしてもスマートホーム機器のWiFiは2.4GHzバンドのみの対応のものばかりで、5GHzバンド対応のものがないのはなぜなんでしょうか。
コストアップ要因となる、5GHzバンドは屋外での利用に制約があるといった事が理由でしょうが、上記のように2.4GHzバンドを使う事による問題もあるのですから、5GHzバンドへの対応も進めて欲しいものです。
とここまで「SwitchBot使うのやーめた」という話をしてきましたが、実は利用を再開しようかなと思っていたりします。
去年の夏(賃貸物件の備品の)エアコンが不調になり、あまりに古すぎる(何と26年落ちだった)ため管理会社/大家負担で新品に交換されたのですが、そのエアコン、タイマーは1時間単位でしか設定できないのに、室温は0.5℃単位で設定できるという謎仕様。
普通逆だろ…
30分単位のタイマーをセットしたいと思ってもこのクソ仕様のせいでできず非常に不便ですし、リモコンの利きが悪いのも不満。
なのでそれをSwitchBotを使って解決したいな、というわけです。
とりあえずスマホアプリを更新し、片付けてしまったSwitchBotハブを引っ張り出してきて再セットアップしないとな、と思っているところです。