100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(11):充電専用USB Type-Cケーブル

久々の「100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ」ネタです。

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ過去エントリ一覧

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(1):USB Type-Cケーブル
100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(2):二股microUSB充電ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(3):microUSB→USB Type-C変換アダプター2種

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(4):324円5V2.4A出力USB充電アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(5):microUSB/Lightning両用ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(6):648円防滴仕様Bluetoothスピーカー(修正、追記あり)

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(7):USB Type-C→microUSB変換アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(8):550円Bluetoothスピーカー

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100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(9):770円USB PD対応充電器

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100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(10):microSDカード専用メモリーカードケース2種

先日とあるセリアで「充電専用の両端USB Type-Cケーブル」を見つけました。

両端オスコネクターになっている通常のケーブル(左)と片側がメスコネクターになっている延長ケーブル(右)の2種があります。

後者は本来USB Type-Cの規格上存在してはならないものですが…

長さは1mで、カラバリは白と黒の2種。

充電専用(=データ通信できない)なのでパッケージにUSBの規格についての記載はなし。

実は以前同じ仕様のケーブルがこれまたセリアで売られていたのですが(延長ケーブルもあった)、それは70cmというあまり見かけない中途半端な長さだったものの、今回見つけたものは1mと旧製品よりも30cm、40%程長くなっています。

ロシアによるウクライナ侵略などの要因であらゆる物の値段が上がる中での再登場なので旧製品よりもケーブル長が短くなっていてもおかしくないのですが、逆に長くなっているのですから驚きです。

USB Type-Cを採用する製品が増え、一般的になった事でコネクターのコストが下がり、その分ケーブルを長くする事ができたのでしょうか。

この充電専用USB Type-Cケーブル、珍しいですし利用価値のあるものなので追加購入したいと思っていたのですが、いつの間にやらセリアの店頭から姿を消し、ディスコンになったのか、と再入手を諦めていたところに今回長くなった新仕様のものを発見、というわけで当然複数本購入しました。

旧製品同様またディスコンになりかねませんし。

 

このケーブル、充電専用でありながらUSB PD(Power Delivery)対応という謎仕様。

USB PDはPDによる給電を開始する前に給電側と受電側でPD対応か否か、PD対応であれば対応電圧は何かといった情報をやり取りしネゴシエーションする必要があるのですが、データ通信ができない充電用ケーブルであれば当然そんな事はできないため、PD対応というのは有り得ないはず。

しかし実際にはこの通り、USB PD 65W出力に対応する充電器がUSB PD対応モバイルバッテリーに対し12Vを出力しています。

データ通信できない(実際に試して確認済)ケーブルでなぜこんな事ができるのか本当謎ですし、ケーブル長70cmの旧製品とUSB Type-C→microUSB変換アダプターを使った際の挙動が異なるのも気になりますから、内部配線、ピンアサインを知りたいですね。

ちなみにeMarkerは搭載されていないため(110円ですから無理もない)USB PD出力は最大60W(20V3A)までの対応となります。

とは言えUSB PD対応と謳っていないUSB Type-Cケーブルであっても60Wまでは対応していますが(もちろんそのようなケーブルを15W(5V3A)以上の出力で使うのは自己責任行為…)。

 

上に「充電専用USB Type-Cケーブルには利用価値がある」と書きましたが、それは今後空港などの公共エリアにあるスマホ充電スポットのUSBポートがUSB Type-Cに変わっていく可能性が高く、そうなった際に役立つから。

以前(2017年)の公衆USB充電スポットについてのエントリに「公衆USB充電スポットではUSBポート経由でスマホ内のデータを抜き取られたり、マルウェアを仕込まれたりする危険性がある」と書いたのですが、その対策の一つが充電専用ケーブルの利用。

しかしこれまでUSB Type-Cの充電専用ケーブルはなかったため、USB Type-Cポートを採用した機器への充電でも充電専用microUSBケーブル+変換アダプターを使う必要があり、充電速度が遅くなってしまうなどのデメリットがありますが、USB Type-C出力ポートとUSB Type-Cの充電専用ケーブルを使えばそういった事もなく、より高速に充電できる可能性が高いですからね。

とは言え今のところUSB Type-Cポートがある公衆USB充電スポットは見かけませんが…

 

最後に余談ですが「eMarkerを搭載し、100W(20V5A)まで対応したUSB Type-Cケーブル」も100均で手に入るようになりました。

ただし110円ではなく330円となりますが…

ダイソーダイソーの3COINSをパクったにインスパイアされた店舗業態であるThreepyで販売されています。

ちなみに前者では黒、後者では白のケーブルが売られており(パッケージも両者で異なる)、よってこれはThreepyで購入したものとなります。

って言うかケーブルの色で販路、と言うか売り場を分ける意味が分からない…

しかし手元に100W出力対応の充電器や60Wを超える電力を要求する機器はないので、現状ではeMarker搭載というメリットを生かせないのがあれですが。