Rakuten Miniをroot化

決済サービス利用に使う端末の座をAQUOS sense3に譲ってから使い道のなかったRakuten Miniを今更ながらroot化しました。

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Rakuten Miniのroot化は

 

Rakuten MiniをBootloader Unlockする方法。Magiskでのroot化やカスタムロム導入も可能 - AndroPlus

 

で説明されている通りやればOKなのでやり方については割愛。

私がroot化した時点で最新のファームウェア(C330AE_9.0_RMN_JP_95_SS)でも問題なくBootloader Unlock、root化できました。

しかしroot化作業でハマった事がいくつか。

まずはRakuten MiniをbootloaderモードにするとPCから認識されなくなる事。

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もちろん作業を行なうPCにはGoogle純正USBドライバをインストールしており、Android起動状態であればちゃんと認識されADBコマンドも受け付けるのですが、なぜかbootloaderモード起動状態だと上記画像のようにデバイスマネージャ上でびっくりマーク表示になってしまい、Bootloader Unlockコマンドを入力しても受け付けない。

別途ドライバが必要なようですが、10年以上前から何台ものAndroid端末をroot化してきて今までこんな事はなかったのに、いつの間にやらこんな仕様に、と困惑してしまいました。

USBドライバをダウンロード、インストールし直したり、サードパーティーのユニバーサルUSBドライバに変えてみたり、作業するPCを変えてみたりとあれこれやってみたもののの認識されず。

ダメ元でWindows Updateでドライバを検索してみると…

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見つかりました。

Windows 10 PCにbootloaderモードのRakuten Miniを接続した状態でWindows Updateからドライバを検索すると"Google Inc. - Other hardware - Android Bootloader Interface"というドライバが見つかるのでこれをインストールすればOK。

ちなみにオフラインでインストールできるようこのドライバをダウンロードしておきたいと思い探してみたのですが見つからず…

Windows Updateからインストールするしかないようです。

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Windows 8.1だとなぜかTP-LINK製のデバイスとして認識されるのですが、そのドライバでOKなのでそれをインストールします。

これでBootloader Unlockするために必要なドライバの問題は解決。

そしてもう一つがEdXposedのインストールが当初うまくいかなかった事。

EdXposedのインストール後EdXposed Managerを起動すると"EdXposed  Framework is not (properly) installed"と表示され、EdXposedが有効にならないのです(スクショを撮り忘れた…)。

つまりEdXposedがインストールされているものの、正常動作していない、という事になりますが、Magiskのバージョン、EdXposedを動作させるために必要なRiruモジュールのバージョン、EdXposedのバージョンをあれこれ変えてみても解決せず、結局ファクトリーリセットして最初からやり直す事に。

その後何とかEdXposedを正常動作させる事ができましたが、それで分かったのがMagisk、Riruモジュール、EdXposedいずれも最新版ではダメで、Magisk 20.4、Magisk Manager 8.0.7、Riru 23.9、EdXposed 0.5.2.1_4677、EdXposed Manager 4.6.2(最新版)をインストールする必要がある事。

つまりEdXposed Manager以外は旧バージョンを使う、という事になります。

実は以前Android 10化したGalaxy Note 3(SM-N9005)にインストールしたEdXposedも関連するアプリ/モジュールを更新するとEdXposedが無効になったり、端末そのものが起動しなくなったりとトラブルを起こし、結局上記バージョンに戻して更新しない、という運用をしているのですが、本当面倒だ…

 

というわけで無事Rakuten Miniをroot化し、EdXposedもインストールできたわけですが、やはりrooted環境は快適ですね。

スクリーンショット撮影音を消したり、フォントを変更したり、無効化もアンインストールもできない不要なプリインストールアプリを消したり、鬱陶しい広告を消したりと何でもいじり放題ですし、何かにつけ位置情報をむしり取ろうとするAndroidの仕様のせいで非root化端末ではGPSをONにしたくない(実際してない)のですが、それもroot化すれば位置情報を偽装できるので問題なくなります。

しかし気になるのがroot化してあるにもかかわらずAndroid起動状態でファイルマネージャから/systemに書き込みできず、読み取り専用になってしまう事。

Android 11以降はそういう仕様ですし、Magiskのバージョンによってはそうなってしまう事があるのですが、Rakuten MiniのAndroidバージョンは9(Pie)ですから前者には当てはまりませんし、Magiskもそういった症状が出ない古いバージョンにしている(上記のEdXposedの関係でもある)のになぜか/systemに書き込みできない。

とは言えこれはカスタムリカバリ(TWRP)上で/systemをマウントし、TWRPのファイルマネージャなりターミナルなりでファイルコピー、書き換えなどの操作をすれば済む事なのですが、そのためだけにPCからADBでTWRPのイメージを読み込ませTWRPを起動し作業するのは手間ですからね。

とは言え/systemをいじる作業は頻繁にやるものではないですからそれ程大きな問題ではありませんが、面倒ではあります。

 

というわけで無事root化できたRakuten Miniの使い道ですが、このサイズを活かす意味でもGPSログ取り端末として使おうかな、と思っています。

そもそもRakuten Miniをroot化しようと思ったきっかけが今年の正月にGalaxy Note3(SM-N9005、LineageOS 17.1/Android 10)でGPSログを取ろうとしたところ端末がスリープに入るとログ取得が止まってしまい使い物にならない事に気づき、その対策を考えていたから。

そこで使い道のなかったRakuten Miniをroot化し、GPSログ取り端末として使えば問題解決だし、本体サイズが小さいのでこの用途には最適、ということで今回root化したわけです。

後で分かった事なのですが、実はGalaxy Note3GPSログ取得がうまくいかないトラブルの原因はGPSログ取得に使っているアプリのバージョンだったので、それを最新版に更新(Google Playから消されてしまっているのでF-Droidからインストールし直す必要があった:それ故更新に気づかなかった)する事で解決したのですが…

とは言えGalaxy Note3は本体サイズが大きいし、GPSの測位が遅すぎる(恐らくカスタムROM(LineageOS)のせい)ので、そもそもGPSログ取りには向かないのですが。

しかしRakuten Miniは移動中にGPS情報の取得を開始すると測位に時間がかかりますし、静止状態でもそれ程測位が速くないのが気になるんだよな…

 

最後に余談を一つ。

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root化して使い始めた数日後、何と言うことかファームウェアアップデート(OTA)が来てしまい、なぜこのタイミングで、と思ってしまいました。

root化しているためそのままではOTAできないものの、一応ファームウェアアップデートする方法はあるとの事。

しかし面倒ですし、頻繁に使う端末でもないのでアップデートはパスしようと思っているのですが、毎晩ファームウェアアップデートを促すこのポップアップが開くのが本当ウザい。

これを開かなくする方法を探しているのですが、/systemにそれに関係していそうなファイルが見当たらないんだよな…

あさイチのキャッシュレス決済特集がひどかった

今週月曜日(1/31)放送分のNHK平日朝の情報番組あさイチでキャッシュレス決済がテーマの特集をやっていたので録画し視聴したのですが、とんでもなくひどい内容で呆れてしまいました。

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「キャッシュレス時代のお金の管理術」という特集タイトルなのに実際には「使い過ぎてしまい予想を超える額のクレジットカードの請求が来て云々」といった単なる個人の金銭管理能力の問題でしかない話を全体の半分程の時間を使って過度に騒ぎ立て、むしろ「キャッシュレス決済は危ない」という印象操作番組になってしまっており、観ていてうんざりさせられる内容に。

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確かにキャッシュレス決済はいくら使ったかが見えづらく、そのためついつい使い過ぎてしまいがち、というのは理解できるのですが、金銭管理能力がない人はたとえ現金であっても「宵越しの金は持たねぇ」的な感覚で後先考えず使ってしまうのですから、それを安易にキャッシュレス決済のせいにしてしまうのはあまりにも短絡的で、悪意があるとしか思えない。

そしてキャッシュレス決済の使い過ぎが云々言うのならデビットカードを推さないといけないはずなのに、それについて全く言及がなかった事にも違和感が。

デビットカードは「銀行口座の残高=利用可能額」なので使い過ぎるといった事は有り得ませんし、利用限度額を細かく設定できる上に利用金額も見えやすいのでついついムダ使いしてしまう金銭管理能力が低い人に最も向いているキャッシュレス決済手段だと思うのですが、それなのになぜかガン無視。

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その代わりに(デビットカードよりも不便な)Kyashが出てきましたが…

 

このように未だにキャッシュレス決済は金銭感覚が狂うだの使い過ぎる恐れがあるのが心配だのといった単なる個人の金銭管理能力の問題でしかないものをメディアが過度に騒ぎ、問題視しているようでは日本でキャッシュレス決済が主流になる事は一生ないだろうな、と思わずにはいられませんでした。

要するにただのキャッシュレス決済ディスり番組でしかなかったわけですが、一つだけ良かった、と思ったのがこれ。

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スーパーでKyash実カードをNFC Pay(VISA Contactless)で使い支払うシーンが流れたのですが、以前から何度も何度もしつこく言っている通り日本では未だにNFC Payの認知度が非常に低く、「NFC Pay以外の非接触決済手段は全てゴミ」と思っている「NFC Pay至上主義者」の私としては非常に不満に思っている中このように実際にNFC Payが使われているところがTVで流れたのは嬉しいですし、NFC Payの認知度が上がるきっかけになればいいと思ったのですが、一瞬映っただけなのが…

本来ならこういったキャッシュレス決済の最新事情、便利な使い方といった事を大きく取り上げる内容であるべきだったのに、実際には番組タイトルに反しキャッシュレス決済を貶め、ディスる内容でしかなかったのが本当残念です。

だから「マスゴミ」って言われるんだよ…

さようならKyash?

先日Kyashから改悪のお知らせが。

それはチャージ残高が不足する際に紐付けているクレジットカード/デビットカードから不足分を自動的に即時チャージして支払いできる機能(カードリンク機能)の廃止。

 

Kyashがサービス仕様を1~2月にかけて変更 ひも付けたカードからの即時チャージは廃止へ:Visaのルール変更に適合するため - ITmedia Mobile
2022年1月と2月のアプリの仕様変更「カードを使った入金機能の変更」と「カードを使った送金およびすべてのアカウントからの送金に対応」に関する事前のご案内 - Kyash お知らせ

 

以前私は「カードリンク機能が廃止されたらKyashを使うのを止めるかも」と書いたのですが、実際にそうなってしまったので有言実行、Kyashの利用を止める事に。

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そこでカードリンク機能終了前に貯まっていたポイントを全てチャージし、その上でチャージ残高以上、500円以下の買い物をしてチャージを全て使い切り、ポイントもゼロの状態でカードをロック。

そもそも昨年クレジットカード/デビットカードからのチャージで支払った際に獲得できるポイントが500円毎に1ポイント(還元率0.2%)と還元率が以前の1/5に改悪された事もありKyashの利用頻度が大幅に落ちていたのでKyashの利用を止めてもそれ程影響はない、と思っていたのですが、意外なところに落とし穴が。

それはQUICPay

私はKyashをGoogle Pay(GPay)に登録しQUICPayのメインカードにして利用していて、実際上記ポイント周りの改悪後のKyash利用の多くがQUICPayでの利用。

クレジットカード/デビットカード払いだとPIN/サインを要求される店舗でもタッチのみで支払えるのが便利というのが理由なのですが、やはり使えなくなると不便。

コロナ禍もあり決済端末のPINパッドにはあまり触りたくないので、可能であれば非接触型決済を利用したいですからね。

とは言えKyash以外にもGPay経由でQUICPayを利用できるカードは持っていますし、代わりにSMBCデビットカードに付帯するiDを使うという手もありますが、個人的にはカード利用で得られるポイントはなるべく住信SBIネット銀行のポイント(スマプロポイント)にまとめたいと思っているので、できれば住信SBIデビットカードを噛ますことができるサービスを利用したいですし、iDを使うための金を余分に(家賃引き落とし用口座と化した)SMBCの口座に入れておくのもあまりやりたくない。

QUICPayやiDではなく住信SBIデビットカードでチャージでき、スマプロポイントも付与されるモバイルPASMOという手もありますが、オートチャージできないため手動チャージする手間がかかるのが難。

なのでモバイルPASMOは基本的に500円以上の決済では使わないようにしていますし。

QUICPayは発行するカード会社、金融機関がiDよりも多いにもかかわらず利用できる店舗がiDよりも少ないのが謎だし、不満でもあるので(QUICPayの胴元はJCBなので、決済手数料がiDに比べ高いから?)、それならこの際iDをメインにしたいと思い住信SBIデビットカードでチャージでき、GPayに登録するとiDが付与されるプリペイド型決済サービスはないかと探してみたのですが、住信SBIデビットカードでチャージできない、できても手数料がかかる、Apple Payには対応するがGPayには対応していないなどと前述の条件を満たすサービスを見つけられず。

そうやってあれこれ悩んでいるといっそのことKyashの利用を再開しようか、とも思うようになりました。

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カードリンク機能の廃止と入れ替わりに以前廃止されたクレジットカード/デビットカードからの金額指定チャージ機能が復活したので、それを使えば住信SBIデビットカードからのチャージでKyashを利用できますし、もちろんこれまで通りスマプロポイントも獲得可能(のはず)。

しかし新機能として追加されたオートチャージ機能を使うにしろ手動でチャージするにしろ常時口座にチャージしておき、それが減ってきたらその都度チャージして利用する、という形で運用するのであればクレジットカード/デビットカードからではなく銀行口座からのチャージでも使い勝手に差がなく、しかも後者だとKyashポイントの還元率が1%(100円毎に1ポイント)になるメリットが。

とは言えトータルのポイント還元率としては住信SBIデビットカードによるチャージでも0.2%+0.8%と変わらないため、結局のところスマプロポイントを取るかKyashポイントを取るかの選択になるわけですが、私がカードリンク機能の廃止を機にKyashの利用を止めた最大の理由が「常時口座残高をゼロにしておきたかったから」なのでどちらを選ぶにしろあまり気乗りがしないのですが。

とりあえずKyash利用の再開についてはもう少し悩んでみることにします。

 

って言うかNFC Pay(VISA Contactlessなどのクレジットカード系非接触型決済)が日本でも一般的になり、非接触型決済に対応する店舗であればどこでも利用できるようになればQUICPayガーiDガーといった事で悩む必要はなくなるのですが、現実はそれには程遠い…

NFC Payは一度使うとその便利さに病みつきになり「NFC Pay以外の非接触型決済は全て不要なのでさっさと滅びろ」と思う程便利なのに、なぜか日本では全くと言っていい程存在感がなく、普及していないのが本当謎で、不思議でなりません。

液漏れを機にIKEAのアルカリ乾電池を処分

昨年の年末にエアコソのリモコソ、もといエアコンのリモコンが突然不調に。

そこでバッテリー切れを疑い電池ボックスを開けてみると入れていたアルカリ乾電池が盛大に液漏れしていました。

即液漏れした乾電池を取り外し、端子をクリーニングしてから新しい乾電池に交換。

すると無事直りました。

このリモコン、賃貸物件の備品なので壊すと面倒な事になるため深刻なダメージがなかったのは幸いでした。

そこで嫌な予感がして他の乾電池利用の機器をチェックしてみることに。

すると電波時計に入れていた乾電池が液漏れしているのを発見。

こちらも端子をクリーニングして電池交換する事で直り、これまた問題ありませんでした。

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今回液漏れしていた乾電池たち。

左側の単4電池2本がエアコンのリモコンに入っていたもの、右側の単3電池2本が電波時計に入っていたもの。

特に前者の液漏れがひどく、これでよく動いてたな、と言いたくなる程。

今回液漏れを起こしていたのはいずれもIKEAのアルカリ乾電池。

以前にもIKEAのアルカリ乾電池は液漏れしてトラブルを起こしているので、「またか…」と思ってしまいました。

そこでこの際IKEAのアルカリ乾電池は全て処分してしまおう、と突如「IKEAアルカリ乾電池完全排除計画」を思いつき、実行に移す事に。

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手持ちのIKEAアルカリ乾電池のストック。

25本程ありました。

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そして入れ替え用に購入した乾電池たち。

アルカリ乾電池は日本製のものを選択し、マンガン乾電池も購入してリモコンなどには後者を使う事にします(エアコンのリモコンには「アルカリ乾電池推奨」と書いてあるのですが…)。

利用中の乾電池はIKEAアルカリ乾電池だけでなくそれ以外のものも全て新規購入したものに交換し、これで「IKEAアルカリ乾電池完全排除計画」は完了。

とは言えいくら信頼性が高い事を謳う(その分値段も高い)乾電池を使ったところで液漏れリスクを完全にゼロにはできませんから、今後は定期的に液漏れがないかチェックしたりと気をつけるようにしたいところです。

 

今回のエアコンのリモコンに入れていた乾電池の液漏れに端を発した一大乾電池交換イベントで思ったのは「まさに安物買いの銭失いだなぁ」という事。

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IKEAのアルカリ乾電池は10本パックで定価199円、セールで150円程まで値下げされている事も多かったりと安かったのですが(上の画像は昨年7月、アルカリ乾電池販売終了前の在庫処分をしていた時のもの)、安い分品質もそれなりのようで、それ故複数の機器で液漏れを発生させ、時にその機器を使用不能にしてしまう事も。

それなら最初から割高ではあってもより信頼性の高い乾電池を使っておくべきだった、と思ったのは言うまでもありません。

そしてワイヤレスマウスや電動歯ブラシといった使用頻度が高い乾電池駆動の機器には充電式ニッケル水素電池を使っているためそもそも使い捨ての乾電池はあまり使わない。

そのためストックしていた乾電池が利用推奨期限を過ぎてしまい結局処分してしまう事も多く、もったいないですし当然お金のムダ。

という事でストックしておくアルカリ乾電池は利用推奨期限が10年のものを改めて購入。

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利用推奨期限は2031/11。

寿命が長い分割高ではありますが(10本パックで550円程)、これでアルカリ乾電池に関しては10年安泰、買い足したり期限切れの電池を処分したりする必要はほぼなくなった事を考えれば決して高くはありません。

それにしても今ではアルカリ乾電池も10年持つようになった事には驚きです。

以前長寿命、ハイパワーのリチウム乾電池を使ったスマホ充電器が食料品の買い出しに行くディスカウントストアで投げ売りされていた際に災害などに備える意味もあり中に入っているリチウム乾電池目当てで複数個購入したのですが、アルカリ乾電池がそれと同じぐらい長寿命であればその必要はなかったかなぁ、と思ってしまいました。

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そのスマホ充電器がこれ。

リチウム乾電池2本入りで199円とリチウム乾電池4本パックが家電量販店で700円程で売られている事を考えると激安だったのですが、充電器が付属のmicroUSBケーブル以外ではほぼ動作しないというクソ仕様(なので全て捨てた)。

それ故投げ売りされていたのかも知れません。

 

余談その2

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そのリチウム乾電池、何とMade in Singapore/新加坡製造/Buatan Singapura。

今ではシンガポール製の工業製品自体が珍しいので「今でもシンガポールで乾電池が生産されているんだ…」と驚いてしまいました。

 

最後になりますが新しいカテゴリーとして「生活」を追加しました。

WiFiの相性の話

先月リサイクルショップでIPoE対応WiFiルーターの中古が安く売られているのを見つけ購入しました。

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バッファローWSR-2533DHPL2です。

以前ブックオフのジャンクコーナーで500円で売られているのを発見して購入し、その後自宅回線のルーターとして使っていたモデル(WSR-2533DHP)の後継機になります。

ファクトリーリセットしてからファームウェアを最新版に更新してセットアップし、その後旧ルーターと入れ替え。

ジャンク品ではないのでちゃんと動作しました(当たり前ですが)。

 

ところがWiFi接続に問題発生。

一部の端末でLAN内の通信(共有ドライブへのアクセスなど)は問題ないのにLAN外(インターネット)への通信ができなくなる事があるのです。

有線では全く問題ないですし、WiFi接続している全ての端末でこの症状が出るわけでもないのが厄介なところ。

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WiFiアイコンにバツマークが表示され、インターネット接続なしと表示されたりしますし(端末はRakuten Mini)…

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そのせいでOneSyncがエラーを吐きまくったりします(端末はOnePlus 5T)。

問題が出ている端末のWiFi設定をやり直してみたり、ルーターの設定をあれこれ見直してみても症状が消えず、既にファームウェアは最新にしてあるし、という事でお手上げ状態に。

そんな事もありIPoE接続を諦めて旧ルーターに戻そうかとも思った程。

実はこの時PPPoE接続でも問題ない通信速度が出ていたのでIPoEではなくPPPoE接続にしていたのですが、もしかして、と思いダメ元でIPoE接続に切り替えてみる事に。

すると症状が消え、それから3週間程が過ぎましたが問題なく使えています。

なぜPPPoE接続だとNGで、IPoE接続だと問題ないのかは謎ですが、とにかく問題が解決したのでこれ以上詮索しない事にします。

 

このようにWiFiは特定の環境、端末で問題を起こす、つまり相性のような症状が出る事がたまにあるのですが、世間一般でこの事がほとんど問題になっていないのはなぜなんでしょうか。

以前NEC802.11ac対応ルーターを使っていた際カスタムROM(NeatROM:懐かしい)を焼いたGalaxy S2だけWiFi接続が安定しない、というトラブルがありました。

この時はNeatROMのカーネルを変更する(Android OSのWiFi周りを司っているのはカーネルなので)事で直りましたが、こういった事を複数回経験している私としては「WiFiの相性」が存在する事を確信しているのですが、上記のように一般にはほとんど認識されておらず、全くと言っていい程問題になっていない。

WiFi接続がおかしいのでメーカー修理、交換したが同じ症状が出る。もうこのメーカーのルーターは二度と買わない(怒)」といった話をたまに見聞きしますが、こういったトラブルの原因は「相性だから」の可能性が高い。

元からルーターと接続している端末との相性が悪ければいくら修理、交換したところで直ることはないですし、ルーターファームウェア更新、接続している端末のOS更新などで直る可能性はありますが、メーカー側がその問題を認識していなければ修正される事がなく一生直らない、という事も十分有り得ます。

そしてWiFiの相性が認知されていないため、相性を考慮してWiFiルーターを選ぶ、という事が難しいのも問題。

まぁiPhoneMacとの相性が悪く、接続トラブルを起こすようなWiFiルーターはさすがに問題になり、即それを修正するためのファームウェアアップデートが提供されるでしょうが、Android端末やWindows PCは機種数がそれこそ星の数程あるので(後者に至っては「自作機」もありますし)、相性問題からは逃げられないのが辛いところ。

WiFiの相性についての認知が進み、それについての記事がIT系情報サイト等で見られるようになり、この手の問題を解決するための情報が得やすくなって欲しいものです。

 

最後に余談ですが今回購入したWiFiルーターIIJmioひかりのIPoE接続設定をしようとした際一つ悩んだ事がありました。

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IIJmioひかりのIPoE接続はDS-Lite方式を使うのでルーターIPv6接続設定で「transixを使用」を選択するわけですが、ゲートアドレスが分からない。

IIJのサイトを見てみてもそれについての記述は見つからないし、会員用ページにも、IPoEオプションを申し込んだ際の通知メールにもその記載がない。

仕方ないのでゲートアドレスを空欄のままにしてみたのですが、それでつながりました。

つまりゲートアドレスは自動設定されるのでユーザーが手動で設定する必要はない、という事になりますが、それについての情報をIIJが一切提供していないのはいただけません。

って言うかtransixのゲートアドレスを調べる方法ってあるんだろうか…

 

そのIPoE接続ですが、混み合う時間帯であってもちゃんと3ケタMbpsの通信速度が出ますし、今のところは速度低下する事もなく利用できています。

もちろんこの状況がいつまで続くかは分かりませんが…

 

そう言えば以前Raspberry Pi 4を使って構築したDS-Lite対応OpenWrtルーター、結局放置プレイで、実際にDS-Lite対応ルーターとしては使いませんでした。

という事でいい加減当初の目的に使わないといけませんね。

100均のキャッシュレス決済対応について

先日のエントリでセリアのキャッシュレス決済絡みの不満について書きましたが、他の100円(税別)ショップにおけるキャッシュレス決済への対応状況が気になったので簡単にまとめてみました。

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いきなり結論から入ると

 

キャッシュレス決済への対応に積極的なダイソー、ワッツ、消極的なセリア、キャンドゥ

 

といったところでしょうか。

ワッツは(福岡では店舗数が非常に少ないですが…)全店舗キャッシュレス決済対応。

しかし店舗によって対応するキャッシュレス決済の種類が異なるのが難。

なぜかJCB,AMEXは使えるのにVISA,Masterは使えないという店舗があるからな…

そしてダイソーは最近になって個人経営(らしき)小規模店舗を除くほとんどの店舗でキャッシュレス決済対応に(PayPayは全店舗対応)。

一部店舗にはキャッシュレス決済対応のフルセルフレジも導入されています。

しかもダイソーのキャッシュレス決済対応店舗はNFC Pay(VISA Contactlessなど)にも対応しているのがNFC Pay至上主義者としては嬉しい限り。

 

それに対しセリア、キャンドゥは入居店舗に対しキャッシュレス決済への対応を義務付けている商業施設に入っている店舗以外でキャッシュレス決済が利用できる店舗がほとんどない、と言ってもいい程キャッシュレス決済対応店舗が少ない。

キャンドゥはほとんどの店舗で各種QRコード決済に対応しており、九州ではドラッグイレブンに併設されている事が多い分セリアよりはマシ、とも言えますが…

最近キャンドゥはイオンに買収されましたが、それにより今後キャッシュレス決済対応が進む(=キャッシュレス決済周りの仕様がイオン系店舗と同じになる)可能性があるので今後に期待、というところでしょうか。

そしてキャッシュレス決済対応度ワーストのセリアですが、一部の店舗にはキャッシュレス決済専用フルセルフレジが設置されています。

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これ、非常に便利なので個人的にはセリア全店舗に設置して欲しいと思っているのですが、福岡ではノース天神と博多マルイ内の店舗にしか設置されていないし、そもそも利用している人が非常に少ないんだよな…

通常レジに長い列ができていても利用する人がいないのには驚くばかりで、どれだけ現金払いにこだわるバカが多いんだよ、と思ってしまいます。

みんな交通系ICカードは持っているはずなのだからそれで払えばレジに並ぶ必要ないのに…

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余談ですがノース天神のセリアのレジには三井住友カードの最新決済端末が設置されているのですが、iDとQUICPayにしか対応していないという謎仕様。

ハードウェアとしてはNFC Payにも対応するのにiDとQUICPayにしか使わないってもったいないよな、と思ってしまいます。

フルセルフレジでそれ以外のキャッシュレス決済に対応しているのですから通常レジでも対応できるはずなのですが、なぜやらないんですかねぇ。

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(10):microSDカード専用メモリーカードケース2種

 先日セリアで「microSDカード専用」メモリーカードケースが2種類売られているのを見つけ購入してみました。

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ過去エントリ一覧

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(1):USB Type-Cケーブル
100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(2):二股microUSB充電ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(3):microUSB→USB Type-C変換アダプター2種

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(4):324円5V2.4A出力USB充電アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(5):microUSB/Lightning両用ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(6):648円防滴仕様Bluetoothスピーカー(修正、追記あり)

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(7):USB Type-C→microUSB変換アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(8):550円Bluetoothスピーカー

激安フルワイヤレスイヤホン2機種を比較してみた

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(9):770円USB PD対応充電器

新型ダイソー1100円フルワイヤレスイヤホンを買ってしまう

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円筒形で中心から放射状にmicroSDカードを立てて収納するカルーセルタイプのもの(左)とカード型で外周からmicroSDカードを差し込んで収納するタイプの2種。

前者は20枚、後者は10枚のmicroSDカードを収納できます。

ルーセルタイプは自宅などで大量のmicroSDカードを保管する用途、カードタイプはmicroSDカードを外に持ち出す際に使う用途に向いていそうです。

それにしても今日ではメモリーカードとしてmicroSDカードを使う機器が大多数で、フルサイズSDカードを使うのはデジカメ専用機ぐらいになりましたが、それにもかかわらず家電量販店などで見かけるメモリーカードケースはフルサイズSDカードの収納がメインで、microSDカードはフルサイズSDカード収納スペースの下に収める形の「microSDカードの収納はあくまでおまけ」というものばかりなのはなぜなんでしょうか。

これだとmicroSDカードの収納にしか使わないのであればフルサイズSDカードの収納スペースがムダになりますし、メモリーカードケースのサイズも大きくなってしまい不便なのでmicroSDカード専用のメモリーカードケースの需要は高いと思われるのに、そのようなメモリーカードケースを市場で見かける事がほぼないのが現実。

本当不思議です。

microSDカードを使う機器はスマホなどカードを挿しっぱなしで使うことが前提で、頻繁に抜き挿し、交換する事を考えていないものが多いからでしょうか。

そういう不満を持っていた事もありこれまでずっとmicroSDカード専用のメモリーカードケースを探していたのですが、意外なところで見つかったので即買いしたのでした。

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ルーセル型ケースに手持ちの8GB以上のカードを収納してみたところ。

収納したカードを分かりやすくするため容量別に1枚分の収納スペースを空けて入れてみました(左上から反時計回りに64,32,16,8GB)。

フタをちゃんと閉めればケースを逆さにしても収納したカードが飛び出てケース内に散らばるといった事はありません。

しかしカード収納部の間隔が狭いためカードの出し入れが少々やりにくいのが難点。

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上面のシールを剥がしカード収納部が見えるようにしたカード型ケースにカードを収納したところ。

ケースのサイズはクレジットカードなどの一般的なカードと同じなので財布のカード収納部に入れる事も可能(ただし厚みはありますが)。

そういう意味でも持ち歩き向けのmicroSDカードケース、と言えます。

 

最後に余談ですがセリアはキャッシュレス決済非対応、現金払いのみの店舗にしか売られていない商品があるのがムカつきます。

今回これらのmicroSD専用カードケースを見つけたのは現金払いのみの店舗だったのですが、カード型のものを追加購入しようとキャッシュレス決済対応の店舗に行ってみると売ってない。

3軒行ってそのいずれでも扱いがない。

セリアの新製品はまず現金払いのみの店舗で販売開始され、その後しばらくしてからキャッシュレス決済対応の店舗に並ぶ、という傾向があるのでもう少し待てばいいのかも知れませんが、そもそも現金払いのみの店舗でしか扱いのない商品もいくつかあるためもしそうだとキャッシュレス決済対応の店舗では入手できない事になる。

なぜセリアはこのようなキャッシュレス決済対応店舗を冷遇するような行為をするのか謎ですし、それ以前にキャッシュレス決済対応店舗が少ないんだよな…

 

というわけでキャッシュレス決済対応のセリアにこれらの商品が並ぶまでもう少し待ってみようかと思っています。