新型ダイソー1100円フルワイヤレスイヤホンを買ってしまう

今年6月にダイソーで見つけた1100円フルワイヤレスイヤホン(と1000円切り虚偽スペックイヤホン)についてエントリしましたが

 

激安フルワイヤレスイヤホン2機種を比較してみた

 

先日ダイソーでそれとは違うデザインのフルワイヤレスイヤホンを発見。

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上記過去エントリの教訓から音質には期待できない、という事が分かっていたので最初は買うつもりはなかったのですが、パッケージを見てみるとAAC対応とのこと。

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しかしパッケージのスペック表記にAAC対応と書いてありながら実際はそうでない虚偽スペックのフルワイヤレスイヤホンを掴まされた事もあり「本当にAAC対応なの?」と気になってしまい結局購入してしまいました。

 

ということで購入後それを確かめるためにOnePlus 5Tとペアリングしてみると…

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するとこのようにペアリング済デバイスの設定にちゃんと「HDオーディオ:AAC」と出ていますし(画像左)、開発者オプションでもAACで接続されていることが確認できます(画像右)。

しかし音質的にAAC対応である必要性が全くと言っていい程ありませんが…

そしてその音質は全域に渡ってクリアさに欠け、奥に引っ込んだようなモヤッとした感じの音で価格相当、と言える予想通りのもの。

前回のダイソーフルワイヤレスイヤホンは低音域が強めに出る特性を持っていましたが、今回のものはそれよりもフラットな特性を持つと感じます。

とは言え(何とか許容できる)まともな音で聴くにはイコライザーでの音質調整が必須ですが、Poweramp標準搭載のイコライザープリセットはどれもしっくりきませんし、手動でイコライザーをいじってもこれという音にならない。

むしろ中高音域を調整すればそれなりにまともな音になる旧型の方が個人的には好みですね(とは言えどんぐりの背比べでしかないですが…)。

上記の通りこの程度の音質であればAAC対応の有無は全く関係ないですし。

 

購入してそれ程長時間使っていないのでバッテリーの持ちなど分からない事もいくつかありますが、音質以外の特徴や気になったことを箇条書きしてみると…

接続安定性、付け心地は特に問題なし。

左右いずれも片耳用として動作。

イヤーピースは通常サイズのものを交換用として使用可(イヤーピースのサイズによっては充電ケースにきちんと収まらない可能性もあるので要注意ですが)。

充電ケースにストラップ取り付け用の穴が付いている。

バッテリー残量インジケーターはバッテリー残量を4段階で示すようになっている点は旧モデルからの改善点ですが、それが充電ケースの内側にあるのでバッテリー充電状態、残量が分かりづらい(確認のためだけにフタを開ける必要がある)。

コスト的な要因等でType-Cにするのは厳しいのかも知れませんが、今時充電ポートがmicroUSBなのはマイナスポイント。

 

といったところでしょうか。

上記の激安フルワイヤレスイヤホン比較のエントリで「この程度の値段でまともな音質のフルワイヤレスイヤホンを入手するのは無理。予算を増やすべき」という結論が出ていますから、購入する価値はあまりありませんね。

厳しいようですが、1100円という値段ですから仕方ありません。

とは言えとにかく一度はフルワイヤレスイヤホンを使ってみたい、バックアップ用にしたい、といった用途には向くと思います。

余談ですが最初に買ったダイソー1100円フルワイヤレスイヤホンはGalaxy Note 3(SM-N9005)用にしているのですが、今回買ったやつは何に使うことにしよう…

 

そう言えば今回買ったフルワイヤレスイヤホン、上の画像にある通りパッケージ右下に1という番号が書かれているのですが、2や3もあるのか(もしくは今後発売予定なのか)気になります。

もしあっても(今のところは)買うつもりはありませんが…

ドコモの通信障害で携帯回線冗長化の必要性を再認識

10/14の夜ドコモ回線に通信障害が発生し、それにより音声通話、データ通信ができなくなるユーザーが多数発生したばかりかデータ通信にドコモ回線を利用するキャッシュレス決済端末やシェアサイクルといったサービスが利用できなくなったりといった事態が発生し、完全復旧まで1日以上かかるというトラブルが起きました。

幸い私のドコモ系回線(IIJmio)は特にトラブルなくサービスを利用できましたし、そもそもメインのデータ回線はau系(UQ mobile)なので影響はありませんでしたが…

 

今回の通信障害、原因はドコモ内のIoT機器向けサービスで利用するサーバの切り替え時にトラブルが発生し、それにより輻輳が起きたからとのことですが

 

14日のドコモ通信障害は、IoT回線のメンテナンス工事が原因 - ケータイ Watch

 

今後このようなキャリアのネットワーク関連のトラブルが多発するようになるのは確実でしょう。

政府が「携帯料金を下げろ」とキャリアを恫喝し、キャリアが律儀にそれに従った事で携帯料金が下がりましたが、その結果今後キャリアの収益性が悪化するようなことになればサービス提供に必要なインフラの維持管理に金をかけられなくなる可能性が高いのですから当然です。

政権の短期的な人気取りのために民間企業を恫喝し、携帯料金を値下げさせるなどという資本主義社会の原則に反する行為を行ったツケとしか言いようがありません。

 

そういうわけで近い将来訪れる可能性が高い「携帯回線トラブル多発時代」に備えてやっておくべき事は

携帯回線の冗長化

これに尽きるでしょう。

つまりトラブル時に備え複数キャリアの携帯回線を持ち、実際にトラブルが発生した際には予備の回線に切り替えて利用できるような体制を作る、ということです。

政府がキャリアを恫喝したことで実現した携帯料金の値下がりによって複数回線を持つ経済的ハードルが下がった事で以前に比べ回線の冗長化がやりやすくなり、eSIMも全キャリアで提供されるようになったのは皮肉ですが…

ドコモ、SoftBankユーザーであればpovo 2.0を契約するだけで回線を冗長化できるので費用負担が非常に少なく(何と言っても基本料金ゼロというのは大きい)、物理SIM+eSIMのデュアルSIMである最近のiPhoneであればpovo 2.0をeSIMで契約すればSIM発送を待つことなく契約後即使えると回線の冗長化の観点からすれば理想的な環境といえます。

(少なくとも現状では)povo 2.0を契約する際のトラブルが多い、というのが難点ですが…

これまた基本料金ゼロの楽天モバイルもありですが、自社カバレッジが拡大した事によりパートナー回線(auローミング)を終了している地域が出てきているためカバレッジに不安があるのであまりおすすめできません。

auユーザーはpovo 2.0では冗長化にならず、楽天モバイルもパートナー回線はauなので基本的にドコモ系回線を契約することになりますが、eSIM対応のiPhoneを使っていて、音声通話/SMSは不要、データ通信ができればそれでいいというのならIIJmioのeSIMを契約するのが良さそう。

そうでなければドコモ回線利用のMVNOを契約することになりますが、いずれにしろpovo 2.0を使えない分コストが嵩むのが難ですが。

 

そして端末も本来であればそれぞれの回線毎に用意し、端末も冗長化するのがベストですが、複数回線を日常的に使い分けていて、複数の端末を運用、管理する事を厭わない、というのでなければデュアルSIM端末を使うのが現実的。

プライマリSIMスロットにメイン回線のSIM、セカンダリSIMスロットにバックアップ回線のSIMを挿し、通常は前者をデフォルトで使う設定にしておき、何らかの理由でそれが利用できなくなった際は後者を利用する設定に切り替えればいいわけです。

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オープンマーケット版AQUOS sense3(SH-M12)のプライマリSIMスロットに楽天モバイルセカンダリSIMスロットにUQ mobileのSIMを挿し、前者でデータ通信を行う設定にした状態(上)と後者でデータ通信を行う設定にした状態(下)。

DSDV対応端末なのでいずれのSIMでも4G通信ができ、VoLTE通話も可能。

今ではオープンマーケット向け(=非キャリア向け)のAndroid端末の多くがデュアルSIM対応になっているのでこのような運用はやりやすいですが、デュアルSIM対応のAndroid端末のほとんどがセカンダリSIMスロットとmicroSDカードスロットが排他となっており、デュアルSIM運用をするには外部ストレージを諦める必要があるのが難。

とは言えAndroid 4.4(KitKat)から始まった外部ストレージ周りの改悪のせいで現在ではサードパーティーアプリ(=ユーザーアプリ)から外部ストレージへ書き込みできないなど外部ストレージの使い勝手が極めて悪くなり、実質的に音楽、動画ファイルなどを保存しておく場所としてしか使えなくなったので、内蔵ストレージ容量が十分にあればそれ程外部ストレージにこだわる必要はないのかな、と思いますが。

そしてiPhoneですが、上記の通り日本市場向けの現行iPhoneは物理SIM+eSIMのデュアルSIMなのでSIMの組み合わせに制約があるため、基本的にはメイン回線は物理SIM、バックアップ回線はeSIMという形での運用となります。

中華圏向けのiPhoneは物理デュアルSIMで、日本でもイオシスなどの実店舗やEXPANSYSなどの海外通販で香港版の扱いがあるため入手自体はそれ程難しくないですが、当然日本版よりも割高ですし、あまり一般的とは言えませんからね(シャッター音を消せるというメリットもありますが)。

 

そしてSoftBank系や楽天モバイルをメイン回線として利用している人は(後者はまずいないと思いますが…)キャリアを乗り換えるのが賢明でしょう。

前者はこれまで災害等により回線が不通になった際の復旧に時間がかかる事が多かったですし、後者についてはカバレッジの問題があるといずれもドコモやauよりも回線品質が劣りますからね。

 

携帯回線のトラブルはいつ起こるか分かりませんし、災害のようなキャリア側に原因があるものだけではありませんから、大容量のモバイルバッテリーを準備するといった回線の冗長化以外の対策も取り、実際にトラブルが発生した際に慌てなくて済むようにしておきたいところです。

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(9):770円USB PD対応充電器

先日Twitterで「ダイソーでUSB PD(20W)対応充電器が770円で売られている」という情報を得たので購入してみました。

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ過去エントリ一覧

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(1):USB Type-Cケーブル
100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(2):二股microUSB充電ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(3):microUSB→USB Type-C変換アダプター2種

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(4):324円5V2.4A出力USB充電アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(5):microUSB/Lightning両用ケーブル

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(6):648円防滴仕様Bluetoothスピーカー(修正、追記あり)

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(7):USB Type-C→microUSB変換アダプター

100円(税別)ショップで買えるモバイルグッズ(8):550円Bluetoothスピーカー

激安フルワイヤレスイヤホン2機種を比較してみた

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パッケージ。

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USB PD(20W)対応のUSB Type-CポートとQualcomm Quick Chage(QC)3.0対応USB-Aポートの2つの充電ポートを備えます。

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USB PD出力は12Vにも対応。

12V出力はUSB PDの規格からオミットされたこともあり対応しない充電器、モバイルバッテリーもあるのですが(例えばAnkerのそれとか)、これはちゃんと対応しています。

個人的には12V出力が必須なので、対応していないと困るし、そもそもそうでなければ購入していないのですが…

そして電源プラグは折りたたみ式と770円にしてはきちんとした作りで、持ち運びにも便利なところがいいですね。

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以前購入したUSB PD充電器/モバイルバッテリーから12Vを強制出力するケーブル(USB PDトリガーケーブルと言うんだとか)をつなぎちゃんと12Vが出力されるか確認。

問題なく12Vが出力され、以前イオシス天神開店セールで購入した不治痛、もとい富士通Windowsタブレットの充電もしてみましたがこれまた問題なし。

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QC 3.0出力も確認。

QC入出力に対応するモバイルバッテリーをUSB Aポートからの給電で充電してみましたが、このように9V1.5A程で充電されました。

 

このUSB PD充電器、本体サイズに余裕があるからかUSB PD出力中の本体の発熱が小さいのもいいところ。

電源素子にGaN(窒化ガリウム)を採用する超小型のUSB PD充電器はそのサイズのせいかUSB PDで出力中の発熱がひどく、本体がチンチンに熱くなったりしますが、この充電器はそういった事はありません。

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ダイソーUSB PD充電器よりも前にパソコン工房で安売りしていた(858円)のを見つけ購入した超小型のUSB PD(20W)充電器(もちろん12V出力対応)。

本体、パッケージ、説明書のどこにもGaN採用という記載はないのですが、対応USB PD出力、サイズ的にGaN採用だと思われます。

昔のiPhone付属充電器(5V1A出力=5W)並のサイズでUSB PD 20W出力に対応するのが魅力ではあるのですが、USB PD出力すると本体が「これ大丈夫か」と思ってしまう程発熱するんですよね…

 

話をダイソーのUSB PD対応充電器に戻しますが、770円という値段の割にはちゃんとした品物で、買って損はない、という印象を持ちました。

しかし個人的に気になったのはUSB PD出力は20Wなのに、Type-C、A両方を使用した際の最大出力は合計15W(5V3A)であり、20W(5V4A)ではない事。

両ポート合計20W出力できれば各ポート2Aでの給電が可能なのですが…

そしてUSB PDで出力中にUSB-Aポートからの給電を始めると一旦電源が切れて充電器がリセットされ、Type-Cポート側のPD出力が無効になり5V出力に切り替わってしまう事。

逆にUSB-AポートからQC出力中にType-Cポートからの給電を始めても同様の事(QC出力が無効になり5V出力に切り替わる)が起きます。

これは出力可能な電力量的にそうならざるを得ないからだと思われるので(実際手持ちのUSB PD 18W+USB-A*3ポートで合計出力34Wの充電器ではこんな事は起きない)欠点というべきではないかも知れませんし、単なる充電に使う分には問題ないのですが、常時給電が必要で、電源断がNGな用途で使用する場合には困ります。

そして2ポート同時給電を止めてもUSB PD/QC出力に戻らず5V出力のままなのもあれ。

基本的にUSB PD出力で使う際はUSB-Aポートは使わない、逆にUSB-AポートからQC出力する際はType-Cポートは使わない、という運用をするしかないですね。

とは言えこれらは欠点としては些細なことで、770円なら仕方ないと諦められるレベルのものなのでそれ程気にしていませんが。

 

それにしてもUSB PD対応充電器も安くなりましたよね。

povo 2.0が気になる…

先日auが(政治的圧力に屈して作らされた)オンライン専用料金プランpovoを刷新し、povo 2.0という名前で再スタートする事を発表しました。

 

「povo」新プランは0円~、通話もデータもトッピングで選ぶ - ケータイ Watch

 

このpovo 2.0、基本料金はゼロで、データ通信や音声通話のオプション(トッピング)を必要に応じて追加し利用するというまるで海外のプリペイドSIMのようなサービスとなり(ポストペイドですが…)これまでのpovo(povo 1.0)とは全く別物となりました。

そして当初「従量データ20GBでより安い料金プランを」という政府の恫喝に従う形で生まれた3大キャリアのオンライン専用プランが「頑なに従量データ20GBという基本原則を崩さないドコモ(ahamo)」「それに加え従量データ3GBの割安なプランを新設したSoftBank(LINEMO)」「これまでとは完全に異なる新コンセプトの料金プランに変貌したau(povo 2.0)」と3社3様、完全に異なるものとなった事になります。

 

そのpovo 2.0、最大の特徴は何と言っても基本料金ゼロというところ。

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同じように基本料金ゼロの楽天モバイルとは異なり一定期間内に課金がなければ自動解約になりますが、それでも格安で回線を維持できます。

ですから個人的にはメインで使うというよりも予備回線として持っておくのに向いているサービスかな、という印象を持ちました。

メイン回線として日常的に使うにはデータ通信のトッピングを追加する必要がある上その有効期限を常に気にしていないといけませんし、有効期限/従量データが切れたら再度トッピングを追加する必要がある(データ通信のトッピングは自動更新なしのため)と運用に手間がかかり面倒ですが、予備回線として保有しておいて必要な時だけ必要なトッピングを追加して利用する、という使い方であれば上記のような面倒さをそれ程気にする必要がないですからね。

個人的にはデータ専用回線としてモバイルルーターCPE(モバイル回線利用据え置きルーター)にSIMを挿し、データ1日定額トッピング(もしくは利用データ量、期間に合った従量データトッピング)を契約して旅行、帰省時に使ったり災害、工事などで固定回線が利用できない際の代替回線として使うといった利用法が良さそう、と思っていますが、音声通話定額トッピングだけを追加し格安なかけ放題回線を作るなどアイディア次第で多様な使い方ができるのがメリットだと感じます。

とは言え利用スタイルに合わせてトッピングを組み合わせ、自分だけの料金プランを作れるという自由度が非常に高いサービス仕様はパワーユーザー受けはしそうですが、一般のユーザーにとっては難解と思われるのでは、という懸念もありますが…

日本人は何事も受け身の姿勢で、あれこれカスタマイズして自分に合わせるよりも与えられたものをそのまま使う、という傾向の強い人種で、それ故携帯については未だに大手キャリア志向が強いですからね。

 

今回のpovo 2.0登場で思ったのが「090番号を確保するためだけに維持し続けているSoftBank3Gプリペイド(シンプルスタイル)回線をこれにMNPすればより安価に回線を維持できるようになるな」ということ。

何と言っても基本料金がかからない、というのは大きいですからね。

この回線、上記の通り3G契約なので(4Gに移行しない限り)いずれ利用できなくなりますし、有効期限を延長するためのリチャージバウチャーの入手が困難になってきたり(オンラインリチャージ、という方法もありますが、禿にカード情報を渡したくない…)と維持が難しくなってきているというのもあり、何らかの策を講じないといけないかな、と思っていたところなのでナイスタイミング。

とは言え今後改悪されて低コストで回線を維持する手段として使えなくなる懸念も。

このpovo 2.0、ある意味「第三の0SIM」とも言えるサービスなので、低コストで回線を維持するためだけに契約するユーザー(つまり私と同じクチ)が多いと思われ、そのようなユーザーが増えARPUを引き下げる要因と見なされると改悪、つまりpovo 3.0の登場、という事になりかねません。

そうでなくとも基本料金ゼロ+必要に応じてオプションを追加という自由度の高さがウリのpovo 2.0のコンセプトが一般ユーザーからは「難解すぎる」と受け入れられず、そのテコ入れのために再度サービスを一新する可能性もありますし。

今のところは180日の内に音声通話/SMS利用で660円以上課金する、もしくは何らかのトッピングを追加する事で回線有効期限を延長できるとのこと。

つまり180日毎に1日データ定額(330円)を契約すれば660円/ほぼ一年(360日)で回線を維持可能、という事になり、現状(SoftBankプリペイド)では回線維持に3000円/約420日(1年+60日)かかっていますから、povo 2.0への切り替えで回線維持コストが1/4以下になる事になります。

しかもSoftBank3Gプリペイドはチャージの有効期限が切れたら音声通話着信しかできませんし、そもそもデータ通信/SMS非対応(キャリアメールは有料オプション追加で利用可)とサービス的にも劣るので、それだけでもpovo 2.0へMNPする十分な動機となります。

 

上にあれこれ将来の改悪の心配をするような事を書きましたが、それは気が早すぎますし、そんな事をいちいち気にしていたら何も変えられない、というわけでSoftBank3Gプリペイド回線をpovo 2.0にMNPするのはほぼ決定。

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しかし今月末でそのSoftBank3Gプリペイド回線の有効期限が切れるので、先日金券ショップで3000円のリチャージバウチャーを購入。

上記画像の通り有効期限が来年9/30までなのですが、去年同じ金券ショップで購入したものも有効期限が2022年までのものだったので、流通量が非常に少なくなっているようです。

事実扱いのある金券ショップが減ってしまい、福岡市内では1ヶ所しか知らないですし、それ故か値段も2985円とほぼ定価。

近日中にMNPするつもりの回線のために3000円近い金を使うのはもったいないのですが、こればかりはタイミングの問題でしかなくどうしようもないですし、逆にMNPするまで1年の猶予期間があるとも言え、その間にpovo 2.0を評価した上で決める事ができますから、逆にそれを活かすのもいいかな、とも思っています。

競合他社が対抗となるサービス/料金プランを出してくる可能性がありますし、現状ではpovoのシステムそのものが(未だに)荒削りで(特に契約関係で)トラブルが多いと聞きますから、MNPするにしても少し待った方が良さそうですし。

 

最後に余談ですが契約手続きに必要な本人確認(KYC)を簡略化するためにpovo 2.0契約前に手持ちのUQ mobile回線と紐付いたau IDを作成しておいた方がいいのかな、と思っているのですが、どうなんでしょうかね。

個人的には過去にこんな事こんな事があったのでau ID自体を作りたくないのですが…

それ故UQ mobileのオンライン契約時にau IDの作成を勧められたもののスキップしましたし。

って言うか後からUQ mobile回線と紐付いたau IDって作れるんですかね。

この辺りも既に契約した人からの情報を集めた上で決めた方が良さそうですから、そういう意味でも猶予期間があって良かったと言えそうです。

ワクチン接種2回目完了

1回目の接種から1ヶ月後の先日2回目の新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種を受けてきました。

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再び福岡市の大規模接種会場であるクルーズセンターへ。

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これでようやくフルチンになれました。

とは言えまだ接種後2週間経っていないので暫定フルチンですが…

先日異物混入が見つかり問題となっているモデルナワクチンですが、私が接種を受けたロットは2回共非該当、という事で一安心。

そもそもクルーズセンターでこれまで接種に使用された、そして今後使用予定のモデルナワクチンに該当ロットは含まれていないと福岡市から発表されているので非該当なのは当然なのですが…

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モデルナワクチンについての説明書が接種券に同封されておらず(ファイザーのもののみだった)、1回目の接種手続き時もしくは終了時にもらえるのかな、と思ったらそうではなかったので今回接種終了時に「モデルナのものはないの?」と聞いてみると「ある」とのことなのでゲット。

2回目の接種を済ませた今となっては今更なのですが…

 

モデルナワクチン2回目の副反応はかなりきついと言われていますが、私の場合は接種後の腕の痛みが1回目に比べかなり強いぐらいでそれ程でもないな、と接種当日は思っていて、翌日朝起きた時もちょっと体がダルいな、と感じるぐらいだったのですが、接種後20時間程経ってから体温が上がり始め、悪寒がし始めました。

エアコンOFFで室温が30℃程ある状態でも暑くなく、むしろ寒く感じる程。

念の為接種翌日を休みにできるようにしておいて正解でした。

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体温は最高で36.9℃まで上がりました。

「MAX36.9℃なんて熱が出たうちに入らないじゃん」と思う方もいると思いますが、私は元々平熱が低く(35℃台前半)、そのためこの程度の体温でもかなり苦しかった。

ふと小学生の頃体調が悪いので早退したいな、と思い保健室に行きそこで体温を測ると36.7℃とかで「大丈夫だよねーー」とか言われて早退させてもらえなかった事が何度かあったのを思い出しました。

今思うとあれは本当理不尽だったな…

頭痛持ちなこともあり鎮痛剤、解熱剤は常備しているので即ロキソニンを服用し、その後熱も引いて次の日には何とか復活しましたが、腕の痛みはその後数日残りました。

1回目と異なり今回はモデルナアームの症状はなし。

副反応は若い人程強く出るとのことなので、アラ5オヂサンだからこの程度で済んだ、という事なのかも知れません。

 

今回ようやく2回目の接種を完了し、フルチンになった事でやっと(若干の)安心感を得られるようになりましたが、その間に感染状況は悪化の一途を辿り「フルチンになったからこれで安心」とは言えない状態になったのが辛いところ。

1回目の接種の際のエントリに「8月の終わりには東京都での新規感染者数が5000人/日を超え、福岡県では1000人/日を超えるだろう」という予想を書きましたが、見事に(?)その通りになってしまいましたし。

今後3回目のワクチン接種が必要になるとか言ってますから、コロナ禍が収まるのは当分先のことになりそうですし、それ以前にコロナ前の社会生活が戻ってくるのか自体が疑問。

新型コロナウイルスと共存する事が前提の「withコロナ」の社会になるのかもな、と思うとうんざりしてきます。

やっぱりうんざりさせられた東京オリンピック

コロナ禍の中「中止すべき」という意見もあったものの結局開催が(基本的に無観客で)強行された東京オリンピック

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そういうこともあり開催前はオリンピック開催反対運動が起こったりしていましたが、誘致の段階から東京でのオリンピック開催に反対していた私からすれば「今頃何言ってやがるこの『にわか』が」としか思えませんでした。

私が以前からオリンピック誘致に反対していた事については過去に何度かブログに書いているのでそちらを参照、ということで割愛しますが

 

まさか東京になってしまうなんて…
2016年のオリンピックはリオ

 

最初から誘致していなければこんな事にはならなかったのですから、その時誘致反対を唱えそのための行動を取ればよかったのに、今頃それを言ったところでもう遅いのに何やってる、としか言いようがない。

そもそも誘致時に「復興五輪」などと言ってた事自体がおかしいのですから、その時点で反対運動が起きても全く不思議ではなかったのですから。

東日本大震災の被災地、被災者から「オリンピック開催のために使う金があるのならそれを我々のために直接使え」という声が挙がるはずなのに、不思議な事にそういった事は起きなかった。

こんなの日本以外の国なら有り得ないでしょうし、もし私がその立場なら絶対にそう言って反対運動を起こしているのですが…

日本人が未だにオリンピックに対するキラキラした幻想を持つ民族である事がよく分かった出来事でした。

 

そしてその開催直前に巻き起こったオリンピック反対運動、結局オリンピックが始まるときれいサッパリ消えてしまいましたし、世の中の雰囲気も180度変わりオリンピック一色になってしまいました。

まぁ開催間近になってからオリンピック開催反対運動をしていた人たちは私のように以前からずっと反対の意思を示していたわけではない「にわか」ですし、上記の通り日本人はオリンピックに対するキラキラした幻想を持つ民族ですからこうなったのも当然ですが…

 

そしてこれまた以前から何度もブログに書いている「いつもは自国下げで、愛国的な言動をすると右巻き、ネトウヨ呼ばわりするのにオリンピックが始まると急に『がんばれニッポン』などとナショナリズムが高まる」「メディアが日本選手がどうしたこうしたばかり報道し、海外の選手が世界記録を樹立しようが何しようがスルー」といったオリンピック絡みのうんざりさせられる事は相変わらずでした。

 

オリンピックなんかいらない

いつものことながらうんざり:ロンドンオリンピック
日本の歪んだナショナリズムを感じるオリンピック

 

そう言えばリオオリンピックの時はこのネタでブログを書いていないんだな…

今回は自国開催なのでさすがに海外選手の活躍についてもフォーカスした報道をするのかな、と思っていたらそんな事は全くなく、相変わらず日本人選手がどうしたこうしたという話ばかりで本当うんざり。

しかし今回はコロナ禍絡みのニュースに時間を割かれているせいか他人からすればどうでもよくてウザいだけの「メダリストの人生ドラマ云々」といった話が少なかったのでまだマシですが…

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余談ですがオリンピックについてのニュースを観ていると時々出てくる「銀メダル以上が確定」という表現にもうんざりさせられます。

確かに決勝戦に進出すればたとえそこで負けても銀メダルを獲得できるので間違いではないですが、こういう言い草は「決勝戦で負けても銀メダルを獲得できるんだからいいんじゃね」的な雰囲気を醸していて好きになれません。

競争である以上目指すべきは1位、金メダルしか有り得ないのに「銀メダルでもいいだろ」みたいな報道姿勢は見ていてムカつきますし、そもそもそういう態度で決勝戦に臨んでも勝てないと思うのですが(実際勝てないケースが多数…)。

本当日本人は負け犬に優しい民族だなぁ、と思わずにはいられません。

 

そう言えば今回の東京オリンピック絡みで強く思ったのが「日本にも24時間放送の(独立系)ニュース専門局が必要」という事。

自国開催なので時差がなく、そのためこれまでのオリンピックよりも多くの競技が中継放送されたわけですが、その割を食っていたのがニュース。

NHKのニュースは放送時間が大幅に削減されただけでなくマルチ放送(SD画質)ばかりでしたし、ニュースを途中で打ち切ってオリンピック中継を流すという普通なら有り得ないような事までやる始末。

「俺はニュースを観たいんだ」という私のような視聴者、逆に「オリンピック中継を観たい」と思っている視聴者双方に不利益を与え、不満を抱かせるこのようなやり方はいかがなものかと思ってしまいましたし、NHKNHK+というネット配信サービスも始めているのになぜそれを生かさないのか、と思わずにはいられませんでした。

地上波放送は元々の番組表通りの放送をHDで行い、スポーツ中継などの延長放送はNHK+でやれば全て解決するし、受信契約率アップにも繋がると思うのですがねぇ。

そして民放はオリンピック云々は関係なく以前から基本的にニュース番組自体をやっていない。

彼らがやってるのは「情報バラエティ」であり、ニュースではないですからね。

とは言え日本には既に日テレNEWS24やAbema Newsといった24時間放送のニュース専門局は存在しますが、前者はその名の通り日テレ系、後者はテレビ朝日系と独立系ではありませんし、CS及びネット放送というのも難。

そもそも日本で報道機関を名乗るには記者クラブのメンバーでなければなりませんから、独立系メディアというもの自体が日本では存在し得ないのですが…

 

そういった事を考えているといっそのことNHK総合を24時間ニュース専門チャンネルにしてしまえばいいんじゃないか、と思うようになりました。

そもそもNHKが民放でもできるようなエンタメ番組をやる必要はないと以前からずっと思っていましたし。

NHKは影響のない地域でも災害情報のL字表示を出したり(不要)、突然の番組構成、放送時間の変更(そのせいで後続番組の録画に失敗したりする)といった視聴者をイラつかせるような事を頻繁にやりますが、ニュース専門チャンネルになればそういった事に悩まされることはなくなりますし、エンタメ番組の制作費や出演する芸能人に払うギャラが不要になるため受信料を大幅に下げる事ができるようになるというメリットも。

そうなると当然「大河ドラマは?」「紅白歌合戦は?」とか言い出す人が出てくるでしょうが、それはBS/CS/ネット放送で受信料に頼らない形(つまりCM入りor有料放送)でやれば済む話だし、既存の民放局に放送権を売る、もしくはライセンス契約を結ぶというやり方もある。

そうなれば受信料を更に安くできますし、地上波放送の力が強すぎ、多チャンネル放送が普及していない日本のTV放送周りの環境是正にも繋がると思うのですが。

新型コロナウイルスワクチン(1回目)を接種

先日新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種(1回目)を受けてきました。

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接種したワクチンはモデルナ。

予約枠に余裕があり、早急に接種が可能だったのがモデルナワクチンを使用する大規模接種会場(博多港クルーズセンター)だけで、事実上一択という状況だったのでこうなりました。

私は「ファイザーワクチンじゃなきゃヤダ」といった考えは全くないし、そんな事よりもなるべく早く接種しないといけないと思っていたので別に問題なし。

とにかく接種開始を今か今かと待ちわびていたのでやっと接種できた、と一安心。

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福岡市の大規模接種会場である博多港の北の外れにあるクルーズセンター。

施設名から分かるように本来は大型クルーズ船受け入れ施設で、コロナ禍でクルーズ船の寄港がなくなったことでその用途に使われなくなり空いてしまったため大規模接種会場として使われることになったようです。

 

なぜ私がこれ程ワクチン接種を急いだかと言うと、1ヶ月もしないうちに再度感染爆発するのが目に見えていて、ワクチンを接種していないと極めて危険な状態になることが明らかだから。

コロナ禍が収束しないどころかデルタ株(インド発祥)の世界的感染拡大でむしろ状況が悪化している中東京オリンピックを強行し、感染拡大が起こりやすい状況を自ら作るという愚行を犯したのですから当然です。

既に東京都と周辺県では感染が急拡大し、それが地方にも広がりつつありますが、そんな中東京オリンピックのために全国から警察官や観光バス運転手などがかき集められ、会場周辺の警備やオリンピック関係者の輸送を担っています。

そして彼らが東京にいる間に感染し、オリンピックが閉会し地元に戻った後そこで感染を広げる、といった事態になる事が目に見えています。

ここ最近感染が急拡大し大騒ぎですが、こんなのまだまだ序の口、今後地獄の釜の蓋が開き新規感染者の増加傾向が更に加速するのは確実。

その結果8月の終わり頃には東京都での1日の新規感染者数が少なく見積もっても5000人、最悪1万人にも達し、全ての県で3ケタを記録、福岡県では1000人超えといった状況になりかねません。

こういった状況から身を守るにはワクチン接種しかなく、8月中に2回目のワクチン接種を済ませ2週間経った状態、俗に言う「フルワクワクチンチン」にならないと極めて危険な事は明らか、と言うかそれでも遅いと言える状況になりつつあります。

できるだけ早くワクチン接種しないと、と焦っていたのはそのため。

私の2回目のワクチン接種はお盆明けなので残念ながらこの状態にはなれないのですが、とりあえず8月中に2回目の接種まで済ませられる目処がついたので何とか、といった感じです。

比較的早い段階で現役世代へのワクチン接種を開始し、十分な量の(モデルナ)ワクチンを確保することで早急な接種を可能にしている福岡市には感謝です。

自治体によっては未だに現役世代へのワクチン接種開始時期の見込みすらなく、接種券も届いていないというところもあり、その自治体間の格差故「自治体ガチャ」などと呼ばれていたりするわけですが。

9月になればこの差が新規感染者数、重症者数の差として現れてくるでしょうね。

既に年齢を問わず成人であれば全員ワクチン接種が可能になっている福岡市はそういう意味でも感染リスクが低い街となりそうです。

 

接種後の副反応ですが、それっぽい症状は接種当日から翌日にかけて接種を受けた側の腕(左)の肩から首にかけて違和感を感じるぐらいしかなかったのですが、1週間後辺りからこれまた接種を受けた左腕が少し赤くなる「モデルナアーム」と呼ばれる症状が出始めました。

とは言えこれらはワクチンがちゃんと仕事をしてくれている証ですし、痛みがあるといったことはないので日常生活に支障はないですから何の問題もないですが。

しかし5GにもWiFi6にもつながらないんだよな…

 

最後におまけ。

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ワクチン接種後帰りのバスを待っていたら、クルーズセンター内のツーリストインフォメーションとして使われていたカウンターの脇でこんなものを発見。

ここだけ時間が止まっていました。

新型コロナウイルスが最初に発見された武漢から世界に広がり始めたのが去年1月末、そしてその後程なくしてクルーズ船の受け入れが停止されましたから、インバウンド客向けのフリーペーパーも去年2月分で発行が止まりカウンター脇のラックに挿されたままそのまま放置されていた、というわけです。

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クルーズセンターの外にあるインバウンド客向けの店も当然全てクローズ。

ここは博多港の北の外れで、一般客が全くと言っていい程期待できない場所なので閉まっているのは当然なのですが…